日本語と手話と英語

小さいうちから英語に慣れさせる目的なのだろう、最近は英会話の塾に通っている幼児がたくさんいる。現在、小学校の5、6年生で行われている「外国語活動」が前倒しになり、今後は3、4年生から始まり、5、6年生では教科としての「英語」が始まる。この英語教育の早期化も多分に影響しているのだろう。

3、4年生から英語か… “日本語と手話と英語” の続きを読む

日本語での子育てと、手話での子育て

僕には子供が2人いる。聴の子供にはたくさんの日本語を覚えて欲しいと思っているので、家では、大人の言葉でできるだけたくさん喋るようにしている(といっても、疲れるほど意識しているわけではないが)。その甲斐があるのかどうだか不明ではあるが、良くも悪くもベラベラ喋る子供に育っている。年齢の割には言葉をたくさん知っていると思う。ただ、(おそらく)僕の悪い影響で、汚い言葉もたくさん吸収してしまったようだ。反省している… “日本語での子育てと、手話での子育て” の続きを読む

手話での子育ってどんな感じ?

僕ら夫婦は聴者なので、子供が重度の先天性難聴だとわかった時点で、ゼロから手話を学ぶ必要があると考えた(この辺りは、人によって色んな考え方があるかと思うが)。ただでさえ大変な子育てを手話でやる?手話は全く知らないのだが…これから相当大変になるのだろう、と、妙に他人事のように感じていたことを覚えている。なぜ他人事か?そりゃ、右も左も前も後も、何もわからず、わからなすぎて身近な問題として捉らえることすらできなかったからだ。

とりあえず前に進むしかない。手話を習いに行こう “手話での子育ってどんな感じ?” の続きを読む

ハワイのフラは手話?

ハワイといえばフラ! と多くの人が連想すると思う。テレビとかでハワイの映像を見ると、だいたいフラが出てくるし、最近はフラを習っている人もたくさんいる。あの優雅でゆったりとした踊りだ。ちなみに、僕の母もフラを習っている(母の踊りが優雅かどうかは別として…)。このフラであるが、手話に似ている。 “ハワイのフラは手話?” の続きを読む

補聴器について(2)

補聴器は、メーカーや種類によって特徴が異なり、子供に合う合わないがあるようだ。最初のうちは、購入ではなく、レンタル(無料)でいくつかのメーカーの補聴器を試しながら使っていた。イヤーモールド自体はオーダーメイドなので、ここでいう補聴器は電気製品の部分、耳かけ型の場合で言うと、耳の後ろにかかっている部分である。 “補聴器について(2)” の続きを読む

日本初、ろう者の村長

※ 新潟在住 元新聞記者さんより寄稿いただきました。

 先日、息子からメールが来ました。「日本で初めて、唯一のろう者の村長が新潟にいたって、知ってた?」。
 「えっ?もしかして、あの人のことかな」さっそく、押し入れから新聞の切り抜き帳を引っ張り出してきました。新潟県の地方新聞の記者をしていた時に、新聞に掲載された自分の記事をスクラップしていたものです。14年前の記憶が蘇ってきました。  “日本初、ろう者の村長” の続きを読む