人工内耳を着けていて日常生活で何が不便か?親ではなく、子供の不便さ、という観点から考えると、活発な子供の活動の妨げになる、ということかもしれない。
人工内耳とスマホは似ている?
人工内耳の実物を扱ったことがなく、抽象的なイメージしかなかったときには想像もできなかったが、今では人工内耳という存在が我が家の日常に溶け込んでいる。
人工内耳というものの具体的なイメージがまだなかった頃、とある人工内耳装用児の母親と話していると、「人工内耳の充電はスマホの充電に近いですよ」という衝撃の発言を聞いた。しかも、「そうそう、そんな感じ!」という他の人工内耳装用児の母親の合いの手まで。
人工内耳について考えてみる…
人工内耳については、常に、選択肢の1つとして頭にちらつきつつも、”手術”という2文字が心理的な重しとなって、なかなかどうすべきかわからない、という状況が結構長く続いていた。
日本手話と日本語のバイモーダル
バイモーダルという言葉がある。日本においては、おそらく超マイナーキーワードだと思う。バイリンガルに似ているが違う。どちらも、2つの言語を扱える人達を指すが、バイモーダルは音声言語と手話言語を使える人達を指す。音声言語と手話言語といっても、日本手話と日本語のバイリンガルとも異なる。
人工内耳の3大メーカー
日本には3つのメーカーの人工内耳がある。ある時、「何が違うんですか?」 と聞いてみたところ、「基本的な性能は同じです」とのシンプルな回答が返ってきた。えっ、一緒? そんなはずは…というか情報が少ない。まぁ、悲しいかな、この手の展開には慣れてしまったが…
補聴器について(2)
補聴器は、メーカーや種類によって特徴が異なり、子供に合う合わないがあるようだ。最初のうちは、購入ではなく、レンタル(無料)でいくつかのメーカーの補聴器を試しながら使っていた。イヤーモールド自体はオーダーメイドなので、ここでいう補聴器は電気製品の部分、耳かけ型の場合で言うと、耳の後ろにかかっている部分である。 “補聴器について(2)” の続きを読む
情報保障とは
情報保障という言葉を聞いたことがあるだろうか。日常的に使う言葉の組み合わせなので、何となくイメージしやすい言葉ではある。これは、ハンディキャップ等により、必要な情報を十分に得ることができない人達に対して、代替手段を使うなどして情報を提供することを指す。聞こえない/聞こえづらい人達に対する情報保障とは、音声言語以外の情報を提供することや、音声言語を聞くことをサポートすることである。 “情報保障とは” の続きを読む