自分の子供が補聴器を装用するようになるまで、補聴器を実際に見たことがなかった。音を大きくする電気製品という一般的なこと以外、全く知らなかった。
精密検査で実質的な確定診断を受けた場合は、その後、速やかに補聴器装用の手続きへと進んでいく。 “補聴器について” の続きを読む
赤ちゃんの耳が聞こえない、聞こえづらいと言われたときに
自分の子供が補聴器を装用するようになるまで、補聴器を実際に見たことがなかった。音を大きくする電気製品という一般的なこと以外、全く知らなかった。
精密検査で実質的な確定診断を受けた場合は、その後、速やかに補聴器装用の手続きへと進んでいく。 “補聴器について” の続きを読む
「パパ!お酒飲んでるの?」
子供がある日突然、「お酒」という言葉を使い出した。子供と話しているとよくあることだが、いつ覚えたんだ?と思うような言葉を突然使うようになる。「お酒」について言えば、僕が、よく家でお酒を飲んでいるので、その時々の夫婦の会話などから自然と覚えたのだろう。「お酒」に限らず、親が良く使う言葉を、良くも悪くも子供はすごいスピードで覚えていく。
上の例は、多くの子供を持つ親が実際に体験しているようなエピソードだと思うが、難聴児、特に重い先天性難聴児の場合、このようにはならない。 “赤ちゃんの難聴とは” の続きを読む
新生児聴覚スクリーニングで「リファー」と判定された場合、一般的には生後3ヶ月位までに精密検査を行う。この精密検査で良く行われるのが、聴性脳幹反応検査(ABR検査)だ。これは、専門である耳鼻咽喉科で行われる。
特殊な音刺激によって脳内に起こる聴性脳幹反応とよばれる電気反応を検査する。通常、乳児が睡眠中に行う必要があるので、手間と時間がかかる。この検査で留意すべき点は、この検査で調べる対象となる周波数である。ABR検査は高めの音域、4000Hz近辺の聴覚を検査する。低音域の聴力についての検査結果ではないので、ABR検査の結果が悪いからといって音が聞こえないわけではない。 “生後3ヶ月位で行われる精密検査とは?” の続きを読む
おおむね聴力が70dB以上だと障害者手帳の交付を受けることができる。ただ、注意が必要なのは、ここでいう70dB以上の聴力というのは、特定の周波数に対する聴力(dB)が70dB以上の場合という意味であり、特定の周波数とは、500Hz、1000Hz、2000Hzである。この3つの周波数の聴力の平均値※を基に障害者手帳の交付の可否や等級が判断される。
Hz(ヘルツ)?周波数に対する聴力(dB)?? “Hz(ヘルツ)とは?” の続きを読む
僕の子供は新生児聴覚スクリーニングの結果、35dBの音に反応がないから精密検査が必要、と判定された。これは、どの程度聞こえないということなのだろう?35dBが聞こえない、というのはささやき声が聞こえない程度です…と言われても、いまいちピンと来ない。そもそも、dBって何なんだ?
子供が生まれて間もない、まだ妻が入院中のことだ。妻から電話があった。
「新生児聴覚スクリーニングで両耳ともリファーだった」
「???」僕は、何のことだかさっぱりわからない。
「それって、耳が聞こえないってこと?」僕が聞くと、
「確定診断ではないから、そうと決まったわけではないみたいだけど…」
何なんだ? 新生児聴覚スクリーニングって?
“新生児聴覚スクリーニングって何?” の続きを読む