日本手話と日本語のバイリンガル教育

手話のバイリンガル教育というのをよく聞く。一般的なバイリンガル教育といえば、例えば、日本語と英語のバイリンガルを育てる、といった教育カリキュラムだと思うが、ろう者にとってのバイリンガル教育は少し違う。日本語と日本手話という2つの言語を扱える、という意味では同じだが、その目指す方向性がやや異なる。

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保育園入園

子供を保育園に入園させるべきかどうかについては相当悩んだ。子供の言語発達を考えると、保育園ではなく、手話が飛び交う環境にいた方が良いのではないか、というのが大きな理由の1つだ。補聴器の効果が芳しくなかったこともあり、日本語が飛び交う環境では、子供の言語発達(日本語)を期待することが難しい。

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日本のインクルーシブ教育

難聴の子供が通常の学級に通うことをインクルージョンと言うことがあるが、このインクルージョンという言葉はインクルーシブ教育から来た言葉だった。インクルーシブ教育とは、子供は1人1人違い、障害もその違いの1つにすぎないのだから、子供達それぞれのニーズにあった教育をすべき、という考え方だった。 “日本のインクルーシブ教育” の続きを読む

インテグレーションとインクルージョン

難聴の子供を通常の学級に通わせることをインテグレーションという言葉で表現する人が多い。人によってはインテグレーションではなくインクルージョンという言葉を使っている。この2つの言葉は何が違うのだろう? なぜこの言葉が使われているのだろう? よくわからない。 “インテグレーションとインクルージョン” の続きを読む