結構有名な文章なので知っている人もいるかもしれない。障害のある子供を育てている親が、障害のある子供を育てたことのない人に対して、それがどのようなものなのかを説明した文章だ。詩のような文章だ。僕は最初にこれをテレビで聞いて、是非原文を読みたいと思った。原文を読んで感動したし、ものすごく共感できた。以下原文を掲載するが、あまりにも感動したので、自分で和訳した。原文の後に和訳も載せた。忠実な和訳ではないが、同じ環境にいる者としてそれなりに伝えたいメッセージは訳せていると思う(たぶん)…
新生児聴覚スクリーニングを受けたのに…
新生児聴覚スクリーニングでOAE検査を受けてパスした子供が実は難聴であり、それが小学校5年生になってようやく判明した、という記事を読んだ。新生児聴覚スクリーニングにOAE検査と自動ABR検査という2つの種類があるのは知っていたが、OAE検査だと判明できない難聴がある、というのは初めて知った。
先天性難聴の原因
子供が先天性の難聴であるとわかった当初は、難聴の原因について全く興味がなかった。難聴とはどういう状態なのか、何をすれば良いのか、何ができるのか等、突然真っ暗になった目の前の状況に、少しずつ色を足していく作業で精一杯だった。原因なんかわかっても、子供の耳が良くなるわけでもないし、という気持ちが強かった。
日本のインクルーシブ教育(2)
抽象的な考え方としてのインクルーシブ教育については、調べればなんとなくわかる。でも、それが具体的にどのように制度化されており、教育の現場はどのようになっているのか、というのはなかなかわかりづらい。
補聴器と手話
我が子は、生まれてから半年位で、補聴器を装用し始めた。生後すぐの新生児聴覚スクリーニングで両耳リファーとなり、約3ヶ月後の診断で重い難聴ということがわかり(確定診断)、その後、生まれた病院とは別の病院を紹介されて、補聴器を装用するに至った。難聴の早期発見、早期療養の開始、というレールには乗れていたのだと思う。 “補聴器と手話” の続きを読む
日本のインクルーシブ教育
難聴の子供が通常の学級に通うことをインクルージョンと言うことがあるが、このインクルージョンという言葉はインクルーシブ教育から来た言葉だった。インクルーシブ教育とは、子供は1人1人違い、障害もその違いの1つにすぎないのだから、子供達それぞれのニーズにあった教育をすべき、という考え方だった。 “日本のインクルーシブ教育” の続きを読む
インテグレーションとインクルージョン
難聴の子供を通常の学級に通わせることをインテグレーションという言葉で表現する人が多い。人によってはインテグレーションではなくインクルージョンという言葉を使っている。この2つの言葉は何が違うのだろう? なぜこの言葉が使われているのだろう? よくわからない。 “インテグレーションとインクルージョン” の続きを読む