感音性難聴と伝音性難聴

難聴体験では伝音性難聴の40dBの世界を体験したのだが、難聴には感音性難聴と伝音性難聴とがある(両者の混合もある)。最初の頃は、あまりしっかりと理解ができておらず、感音性難聴は「重い、治らない」、伝音性難聴は「感音性難聴ほど重くない、治るかも」位の単純なイメージしかなかった。このイメージ自体はこれで良いのだろうが、音が耳を通して伝達される仕組みを押さえると、より明確な違いが見えてくる。 “感音性難聴と伝音性難聴” の続きを読む

難聴者の数は全体の0.3%位?

新生児聴覚スクリーニング及びその後の精密検査で難聴であると診断される赤ちゃんの数は、1000人に1人か2人と言われている。つまり、0.1%~0.2%だ。では、より広く難聴者といった場合、日本には何人位いるのだろうか。バッチリ公表されている数字があるわけではないので、正確なところはよくわからないが、当事者である親としてはとても気になる。そこで、少し調べてみた。 “難聴者の数は全体の0.3%位?” の続きを読む

言語聴覚士について

新生児聴覚スクリーニング後の精密検査の結果を聞きに病院に行ったとき、「STさん」という聞き慣れない言葉を聞いたのを覚えている。ただ、当時はあまりのショックで医者の話の大半が頭に入っておらず、「STさん」という言葉の響きだけがなんとなく頭に残っている程度だった。 “言語聴覚士について” の続きを読む

先天性難聴児と子育て

先天性難聴児への対応についてはあまり一般的に知られていない。そもそも、先天性難聴児の数が少なく、早期の療育が必要な赤ちゃんは一般的に1000人に1人か2人と言われている。親戚や知り合いにも難聴をかかえた赤ちゃんがいるケースは少なく、どのような状態であり、どのような対応が必要になるのか、全くわからない人が多いと思う。僕もその例外ではなかった。 “先天性難聴児と子育て” の続きを読む