通常の学校に通っている子供は多いの?

聴覚に障害がある子供といえば、ろう学校、と考える人が多いように思うが、実際には、ろう学校よりも通常の学校に通っている子供の数の方が多いようだ。

障害のある子供が通常の学校で教育を受けることをインテグレーションという(最近は、障害の有無というよりも、一人一人の教育ニーズに合った教育を受けるという意味を持つ、インクルージョンという用語が使われることも多い)。 “通常の学校に通っている子供は多いの?” の続きを読む

ろう学校ってどんな学校?

生後3ヶ月後に行った精密検査によって、子供が難聴であるという事実上の確定診断を聞いたとき、自然と「ろう学校」という言葉が頭に浮かんだ。「ろう学校」がどのような教育をする学校なのか、どこにあるのか等、ほとんど分からないことだらけだったが言葉だけはすぐに頭に浮かんだ。

ろう学校とは、聴覚に障害をもった子供達のための学校である。現在は、学校教育法の改正により、特別支援学校という法的な位置づけになっており、聴覚障害者のために必要な教育や自立活動支援等を行う学校である。 “ろう学校ってどんな学校?” の続きを読む

療育・教育の方向性としてどのような選択肢があるのか?

難聴児の場合、その療育・教育方針につき、全員に共通してベストな方針というものはない。子供の聴力、耳の状態、親のコミュニケーション方法や考え方など、子供の状態や置かれた環境によってそれぞれ適切な方針が異なる。だからこそ、親は非常に悩む。

では、そもそもどのような選択肢があるのだろうか? “療育・教育の方向性としてどのような選択肢があるのか?” の続きを読む

手話とは?

最近は、テレビでも目にすることが多くなったと思うが、音声を使わず、手や指の動き、表情等でコミュニケーションをとるのが手話である。

日本語でコミュニケーションをとる場合、通常は耳を使って相手の伝える内容を聞き取るのに対して、手話でコミュニケーションをとる場合、目を使って相手の伝える内容を読み取る。難聴により耳から情報が十分に入ってこない子供にとって、目を通して情報が入ってくる手話は、ストレスなくコミュニケーションがとれる自然な手段であるといえる。 “手話とは?” の続きを読む