手話教室で、物や顔の特徴を表現したり読み取ったり、絵や地図を表現したり読み取ったり、ということがある。こういった場面で、つくづく思うのは、僕自身の空間認識能力のなさと、ろう者の空間認識能力の高さだ。 “空間認識能力の差” の続きを読む
子供の手話が読み取れない…
我が子の手話がとても上手くなっている。たぶん、これは日本手話の世界ではおしゃべりな子供の類なのかもしれない。おしゃべりにはおしゃべりで対抗したい…が、子供の手話を読み取れない…100%僕の実力不足なのだが、非常に悔しい。そして、不甲斐なさを痛感する…
日本手話と日本語のバイモーダル
バイモーダルという言葉がある。日本においては、おそらく超マイナーキーワードだと思う。バイリンガルに似ているが違う。どちらも、2つの言語を扱える人達を指すが、バイモーダルは音声言語と手話言語を使える人達を指す。音声言語と手話言語といっても、日本手話と日本語のバイリンガルとも異なる。
日本手話と日本語のバイリンガル教育
手話のバイリンガル教育というのをよく聞く。一般的なバイリンガル教育といえば、例えば、日本語と英語のバイリンガルを育てる、といった教育カリキュラムだと思うが、ろう者にとってのバイリンガル教育は少し違う。日本語と日本手話という2つの言語を扱える、という意味では同じだが、その目指す方向性がやや異なる。
手話だけで子育て?
子供と僕の2人だけで朝から夕方までを過ごしていたある日のことだ。朝から、子供と遊んだり、子供とご飯を食べたり、子供に注意したり、掃除をしたり、夕飯を作ったりと、忙しく動きまわって、ようやく夕方に妻が仕事から帰ってきた。ホッと一息ついたと同時に、ある重大なことに気づいた。今日半日、一切しゃべっていない! 上手くはない手話とジェスチャーだけで半日を過ごせていたのが、妙に嬉しかった。
日本語と手話と英語
小さいうちから英語に慣れさせる目的なのだろう、最近は英会話の塾に通っている幼児がたくさんいる。現在、小学校の5、6年生で行われている「外国語活動」が前倒しになり、今後は3、4年生から始まり、5、6年生では教科としての「英語」が始まる。この英語教育の早期化も多分に影響しているのだろう。
3、4年生から英語か… “日本語と手話と英語” の続きを読む
日本語での子育てと、手話での子育て
僕には子供が2人いる。聴の子供にはたくさんの日本語を覚えて欲しいと思っているので、家では、大人の言葉でできるだけたくさん喋るようにしている(といっても、疲れるほど意識しているわけではないが)。その甲斐があるのかどうだか不明ではあるが、良くも悪くもベラベラ喋る子供に育っている。年齢の割には言葉をたくさん知っていると思う。ただ、(おそらく)僕の悪い影響で、汚い言葉もたくさん吸収してしまったようだ。反省している… “日本語での子育てと、手話での子育て” の続きを読む